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2012年04月20日(金)

120330-0420 [レポート]

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2012年にOrbitalが8年ぶりのアルバムを発表したので結局最近は聴ける時間はそればかり聴いている。

その後、YouTubeなどで偶然Orbitalの最近のライブなどが上がっていたので観たが、最初の印象はハートノル兄弟のお兄さんのほうが随分老けたなということだった。こちらとしてはGLASTONBURYでのライブ(2004年まで、DVDが発売されていた。)の印象しかないのだから当然かもしれないが。



2012年3月30日:東京のplanBで行われた櫻井郁也さんのsoloダンスを観に行く事ができた。
櫻井さんのダンスを観るのは今回が2回目だった。単独公演ということもあり、時間、空間を充分使ったとても充実したもので集中して観ることができたと思う。
布に覆われた人物がゆっくり歩き登場する、一瞬どちらが前で後ろなのかも分からない形態にみえる。非常に存在(生死)の曖昧な状態のように感じた。
やがてそこから顔の一部が表れる。顔は上方を向き、澄んだ眼がみえた。個人的には最も劇的で美しいシーンだった。
また、上半身が表れた段階で感じたのは、櫻井さんの筋肉のありかただった。舞踏に必要かつ充分な筋肉がいかほどなのか分からないが、過剰な筋肉もついていないが、決して貧弱なわけでもない、やはりこれは櫻井さんが櫻井さんの舞踏で必要なだけの筋肉を多くの時間をかけて維持してこようと思わなければあり得ない形なのだと感じて心打たれた。身体は時間を有しているし、それは情報の流れる速度に比べれば格段に遅い。僕がもし明日までに強靭な筋肉を持とうと思っても決して叶わないのだ。
櫻井さんの舞踏では櫻井さん自らが自分の身体を虐めるように感じるところがある。そして、それは決定的に「まだ生きてい」ると言う事を感じさせるものだ。
櫻井さんは今回の公演で、2011年の震災のことに触れていた。しかし、私自身としては櫻井さんの舞踏は震災前も後もそれほど劇的な変化はしていないと思う。変わったと思うならばそれは観る側の問題であるのだろうし、それだけ櫻井さんは舞踏を通して常に「備えて」きたかたなのだと思った。

また、今回の公演で印象的だったものは衣装だった。上手く形容できないが、衣装からは女性の雰囲気を感じた。櫻井さんは男性であり、その総体としての舞踏が時に非常に中性的な様相をみせていた。舞踏後半はそうした、様々な性の存在が表れては消えて時には渾然となって迫ってくるようだった。

その数日前の能勢山さんのライブの音との繋がりも感じる不思議な時間であった。



Orbitalの最初の印象はハートノル兄弟のお兄さんのほうが随分老けたなということだった。しかし、演奏中に音楽にあわせて動かす身体の様子を見ていると、かつての姿が蘇ってくるようだった。身体は老いるが、内部で刻まれているもの、留まってゆくものはいったい何だろうか。


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Posted by shimaf at 09時44分   トラックバック ( 0 )   コメント ( 0 )

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