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2010年09月07日(火)

100906-07 [福系]

画像(180x119)・拡大画像(800x533)

kanekoくんも《RONDO FOR MI》の感想をwebに上げてくれていた。それを読んで2つほど書きたい事が出てきたけど、もう少し後にしようと思う。真剣に考えてくれていて嬉しかったです。どうもありがとう。

書きたい事をなぜ今書かないかといえば、濱地潤一さんへようやく《RONDO FOR MI》のCDRを送れる段階になったからで、濱地さんに聴いてもらってからにしようと思っているからです。CDRは先ほど封筒につめました。近日中に届くことになると思います。




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今年に入ってから濱地さんとのやり取りの中で宿題になっていたもののうち、ひとつがようやく動きだした。
濱地さん作曲の《contempt for soprano saxophone and computer》は、これまでも数回ライブで演奏してきたし、スタジオで録音もしてきたけれどPCの処理はMimizで使っている内部処理をそのまま使ってきていた。当初は即興のアンサンブルを目指していたし、処理自体の制約はあまりなく、各人の自由に任せられていた。
一年前の長岡近代美術館での発表で、contemptの楽譜が持ち込まれ、僕自身はその美しさに興味を持った経緯もある。それは楽譜とはいえ、短い動機と音列の奇麗に配置されている一枚の五線譜紙だった。
展示用に数枚置かれていたものの演奏会後にはすべて持っていかれてしまうということもおきるほど奇麗なものだった。説明不足もあったかもしれないが持っていきたい気持ちは僕も何となくわかる気がした。

今年に入って、《contempt》をもう少し進めたアンサンブルに仕上げたく、5月にお会いしたときにまず濱地さんがどのようにあの曲を演奏しているかお聞きした。その思考を参考にコンピューター上の処理を考えようと思ったからだ。《contempt》にはモードと呼ばれる音列組織がいくつか存在していて、それを濱地さん自身が即興的に横断しながら旋律を構成していく。そうした流動的な旋律にたいして、コンピューター上でもモード構造をかぶせる。モード構造の変化は即興的に変化させてよいものとする。こうしたモード構造を組み込むには決定された絶対音を使うよりも、濱地さんの旋律のある瞬間に対する相対的な音をあてるのが最良と考え、それにはやはりリアルタイムサンプリング処理というのは不可欠だった。

ここまではおぼろげに決まっていたものの、どう具体化させるかはいまだに決定されていない。しかし、ひとつの確固とした切り口は見つかって、後はそれを実装してみる段階になっている。


それでもプログラミング作業自体も簡単ではないのでなかなか手が動かなかった。せっかく作っても結果が伴わない事はいくらでもある。
9月6日に自分の時間があったので、もうやらなければまずいだろうという段階に。それでも作業を進めるべきか迷っていたところ、このままではいけないと濱地さんに無理を言って電話し、現状を報告。「まずはどのような結果でも送ってもらえれば」という濱地さんの言葉をもらい、30%くらいの結果でも進まないよりは良いだろうと作業を進める決心をする。

プログラミングを進めて7日の夕方にひとまず形になって、早速そのプログラムを使って録音。シンプルな構造の割には複雑な音響を招くことができてひとまず安心する。単なる騒音でも無い、芯を持った構造をいくらか感じる事はできた、今回のモードの分析は悪くない結果をもたらしてくれそうだった。可能性が大きく広がってきたような気分になる。

ただ、これで終わりではない。
対話のスタートラインにようやく着けたということだろう。



濱地さんより関連文章
http://d.hatena.ne.jp/hamajijune/20100906

Posted by shimaf at 19時29分   トラックバック ( 0 )   コメント ( 0 )

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