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mimiZのライブ情報、音源などを発信していきます。

2012年07月10日(火)

無題3:氷中フロレットより移植されたもの [音系]

画像(320x212)・拡大画像(800x532)

2012年6月10日:には東京で日本電子音楽協会の総会があり参加した。

その後、横浜に移動してフロリゲン・ユニットの録音会を行った。集まってくれたのは、クラリネットの伊藤めぐみさん、櫻田はるかさん、オーボエの山口裕加さん。《florigen unit》の木管初演メンバーだった。

時間的には約2時間ほどしかなく、セットアップを入れると充分な時間をとれたとはいえない。目的の《florigen unit》の録音はスムーズだったが初演当時のモチベーションをどのように維持してさらに良い結果を生むかというところで、自分自身に迷いがないわけではなかった。奏者の演奏は初演当時より安定しているように感じたし、気に入らない箇所があれば奏者側から再録の提案などもあり短い時間の割には安定した録音が得られたと思う。ただただ感謝であるが、作品自体がより安定に向わざるを得ないという事になにかひとつ腑に落ちないものがあった。

同時にこの日は、マリンバと室内楽アンサンブルのための《氷中フロレット》('12)から音列をとりだして、今回の編成用に書き直した《無題2》というショートピースも用意していった。実は仕上げは移動中などでおこなっており、結局コンピュータの処理は満足いくものにはなっていなかった。仕方がないので、この日は木管アンサンブルのみの演奏を1回のみ録音して持ち帰った。


後日、この日の録音をコンピュータで処理し直して、編集し《無題3》を実験的に作った。この方法論ならば、ひとつの録音から複数のバリエーションを得る事は可能で、《無題3》は複数の曲の組曲形式にまとめても良いとも思っている。

《無題3の1:氷中フロレットより移植されたもの》('12)
https://www.box.com/s/c470c8a29f75b3570956

Posted by shimaf at 22時17分   パーマリンク   トラックバック ( 0 )   コメント ( 0 )

濱地潤一作曲《reading》('12) [音系]

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2012年7月10日:濱地潤一さんより送られてきた《reading》('12)用のサックスパートの録音を確認する。

http://d.hatena.ne.jp/hamajijune/20120703

この曲は福島諭作曲《Amorphous ring II》('10)用の処理構造をあらかじめ想定されて音を選ばれているもので、私自身このような関係の曲が書かれた事をとても嬉しく感じている。故に曲の構成自体は《Amorphous ring II》のものと同じ2部構成となっており、異なるの選ばれている音組織のみということになる。

濱地さんからの旋律(音組織)を処理にかけてみると、《Amorphous ring II》の持っている処理構造の新たな可能性を確認できるようなものだった。後半に表れる重音の処理は非常にクールで、楽器への理解の深い方ならではのアプローチだと感じた。

《reading》用の処理の微調整は必要かもしれないが、実際に演奏空間でリアライズされる日を楽しみにしたい。

Posted by shimaf at 20時23分   パーマリンク   トラックバック ( 0 )   コメント ( 0 )

120706-10 [《変容の対象》]

画像(320x212)・拡大画像(800x530)

2012年7月6日:濱地潤一さんより《変容の対象》7月の第1小節目を受け取る。3連符のリズムとAの音の連打による動機だった。
http://d.hatena.ne.jp/hamajijune/20120706

2012年7月10日:午前中に岩手に到着。その後、変容を書きはじめ微調整を挟んで夕方の15時頃には1-2小節目を送る。


数年前の《変容の対象》では7月7日に連続したやり取りを行ったのを思い出したが、今年はそういうことにはなっていない。

Posted by shimaf at 15時36分   パーマリンク   トラックバック ( 0 )   コメント ( 0 )

MP6-2 [音系]

画像(320x212)・拡大画像(800x532)

MP6-2
https://www.box.com/s/29f32435b382a29ed0ff




2012年2月に横浜で行ったMimiz録音会の中から一コマを素材にした。
濱地潤一氏、Mimizでの3人でセッションを行った後に録音を確認している。

この日の録音は膨大にあり、未整理のままだ。

Posted by shimaf at 02時55分   パーマリンク   トラックバック ( 0 )   コメント ( 0 )

2012年07月07日(土)

I am we_interactive image(2) [告知関係です。]

画像(320x213)・拡大画像(800x533)

島国の日本に育っているせいか、普段のコミュニケーションというものは多くの前提の上で成り立っているように感じる。それに自国の人が相手ならば、些細な身振りや表情でおおよその心の機微を受け取る事もできるし、想像以上に複雑なニュアンスをやり取りしているのだと思う。

一方で、海外で感じるのは(特に私のようにほとんど言葉も話せない者ならなおさらだろうけれど)感覚的には明確で、しかし静かな世界が広がっているということだ。複雑なニュアンスは分からないし、必要ないような気もしてくる。明るい、暗い、楽しい、恐い。喜んでいる、悲しんでいる。
非常に分かりやすい情報だけを扱っているように思う。こうしたところにこそ、ある種のポップネスは存在しているともいえるし、それを前提に物事が進行する世界というのもたまには清々しい。そして言語の世界ではこうした静けさがあり、しかし、視覚や聴覚からは対照的な、異国の情報の渦の中にあり、まばゆい刺激を得ることになる。ここから、どのような情報が鋭く伝達し得るのかということを考える余地は出てくるとは思う。


wolfさんの作ったI am we_interactive imageのプラットフォームをたまに使用していると、写真のアップロードやmp3のリンクに対して、比較的多くの方がコメントを残してくれる。その方達からは、この写真をどう言葉にするのか、何を感じたかを伝えるという意思が強く感じられる。個人的にはこうした映像や音声情報をどう判断するかを声に出してもらえるのはかえって新鮮な感じがする。
みな同じように感じてくれているようだ、とも言える安心感と共に、しかし皆同じように感じない可能性もあるからわざわざ言葉にしてくれている、というような少しばかりの緊張感も潜んでいるようにも思う。


2ヶ月ほど前、I am we_interactive imageに参加しているChristiane Maruschka Hasselmeierさんより連絡をいただいた。彼女はピアニストで20年ほど前にはバロック音楽を演奏するために日本でツアーをした事があるという。今回のwolfさんの展覧会にあわせて、詩を作り朗読する予定らしい。それに音楽を付けられないかというのが彼女の提案だった。
数回のメールでのやり取りをした後、様々な可能性を考えたが、
とにかく素材用にと、詩の朗読の録音を送ってもらった。その声を聞いたときに、自分の中で何かが腑に落ち、方向性が定まった。あとはスムーズだった。
この場合は声に潜むある種の質感によって方向性は決定したと言ってよい。

また、この曲はオープニングイベントで再生され、展示中もヘッドフォンで聞けるようになるそうだ。(また、他にもイベントが行われ、日本からは赤松正行さんも現地に足を運び演奏されるようである。)


その後もMaruschkaさんとは写真や音を通してやり取りしている。
言葉でのコミュニケーションはぎこちないが、音や映像での情報交換は驚くほどしっかりした芯を持って行われたように思う。不思議な体験だった。

Posted by shimaf at 12時59分   パーマリンク   トラックバック ( 0 )   コメント ( 0 )

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