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2012年05月16日(水)

120513「respice finem」後日。 [レポート]

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その後、演奏会後に関わった方々とメール。会場に来てくれていた田口雅之さんや、スピーカを制作してくださった高橋悠さん香苗さんなどから当日の写真を送ってもらったりする。いろいろな視点があるな、と思い、見る。どれもその人らしさを感じさせるものだったりするし、カメラの個体の差異から感じられる質感の差も心地いいものと思えたりした。自分は当日は本番中は撮影しなかった。その余裕もなかったのだけど、リハーサル中の写真を見直してもぶれてばかりなので、それはおそらく本番前の気持ちの表れなのだろうと思ったらなんだかおかしくなった。

とにかく、今回は準備段階から濱地潤一さんの気合いがビシビシ伝わってきていて。結果的に高橋悠さん香苗さんのスピーカや記録の池田泰教さんウエヤマトモコさんらと本番に向けて、そして本番を無事に終えられたことには、やっぱりなにか、今までとは違った種類の感慨を感じられるものがあった。濱地さんなくして今回のこのような感じにはならなかっただろうな。とも。



濱地潤一さんとの発表が終わり、2012年5月13日の朝。前日にお風呂にはいって、ゆっくり髪も乾かさずに寝たら朝は面白いほどに髪の毛が立っていた。面白いのでしばらくそのままにして朝食を食べた。

出発の準備をしていると、濱地さんが音数少なくピアノをつま弾いているのが聴こえて来た。その和音の澄んだ響きに、変わらぬ濱地さんの心象を見たような気持ちになった。

僕は汚れちまったな、と思いながら出発の準備を終えた。



前田真二郎さんとお昼過ぎに合流して、新潟市美術館へ。学芸員の濱田さんとお会いする。ご出身が前田真二郎さんととても近いという事が分かり驚く。
展示を観て回る。ここの部屋の作品はシマフ(福島)好きそうだね、と前田さんに言われてはっとする。確かに好きだけれど、好きそうに見えているのか、というのがなんだか心に残った。



村上でみんなで昼食をして、昨日の発表の話など。質問も交えて。また違った見え方やそれぞれの考えが伺えて楽しかった。その後、新発田に向かう。



道中はとてもよく晴れていて、水田には水がはってあり、気持のいいドライブになった。濱地さんは「こういう景色は和歌山にはないですな」と言っていたのが印象的。和歌山にはいつか行きたいな、と思う。車中でもそんな話になっていた。



空港に濱地さんを送ってお別れ。



新潟駅まで前田さんを送る間、傾いた太陽の光を浴びて雲の一部に虹ができていて不思議な光景だなと思った。前田さんの語り方はいつも柔らかく落ち着いていた。




このまま独りで村上に戻るのもつまらないので、CD屋さんに寄ってスクエヤプッシャーの新譜を購入し、その奇麗で凶暴な音楽を大きな音で聴きながら帰った。





濱地潤一さんの記述
http://d.hatena.ne.jp/hamajijune/20120514

http://d.hatena.ne.jp/hamajijune/20120515

http://d.hatena.ne.jp/hamajijune/20120516

Posted by shimaf at 08時56分   パーマリンク   トラックバック ( 0 )   コメント ( 0 )

2012年05月15日(火)

120512「respice finem」 [レポート]

画像(320x213)・拡大画像(800x533)

2012年5月12日:画廊FullMoonで行われた濱地潤一、福島諭との2人展「respice finem」無事に終演を向えることができました。どんなにやってもやはり満点となる事は難しいけれど、2009年の近代美術館の時にこの二人で演奏した時から比べたら半歩か一歩は前に進めたのではないかと思います。

個人的に大きな反省点があるとすれば、トークの部分でのあり得ない話のまとまらなさぶり(結局濱地さんのフォローを待つ、ここは2009年から進歩がなかった。)と、濱地さんの曲の新曲で音声出力システムの誤動作(結局やり直しをさせてもらった。)だ。
特に2つ目の誤動作はリハーサルでうまくいっていたにも関わらず、気を利かせてプログラムを変更しておいたものが仇になるという、まぁ僕は比較的よくやる失敗なのだけど、濱地さんの新作初演でそれをしてしまったのは大変大きなミスとなった。申し訳ない気持ちだったが、謝ったところで時間は取り戻せないのである。

それにしても「respice finem」(未知のものを見よ)とは大きな題名にしたものだと思う。この、和訳するといささか高慢な題名に対して僕らがどう考えるかを、もう少し明確に当日トークで話したかったと後からじわじわとそんな気持になっている。
僕らのこれまでの活動を何も知らない人たちも当日はいらっしゃってくれていたし、そういう人たちには特に丁寧な解説が必要だったようにも思える。
間違っても、さぁさぁこの未知なる音楽を聴きたまえ、という姿勢でやっているのではないのだから。
むしろ、未だ見ぬ可能性に触れるための備えをどうするのか、という話だろうし、濱地潤一さんが「気配」と呼んだものの中には既にそれが含まれる。その「気配」を感じたのなら、それをどのように体現させるのか、「respice finem」は"目的を見失うな"、とも同義であろう。そして場合によっては、その「気配」をこの世に生み出すべきかどうかの判断も必要かもしれない、ということでもある。興味本意に作られ後処理に困っている、なんてものは本当にどうしようもないもなのだから。だから、いっそう注意深く、終わりを見据えていかなければいけないのかもしれません。



ご来場くださった皆様、気に留めてくださった皆様、ありがとうございました。
当日の記録として撮影/録音を担当してくださった池田泰教さん、ウエヤマトモコさん、忙しい中本当にありがとうございました。気合いの記録の姿(お二人にとってはスタンダード)に感激しました。
また、濱地潤一さん作曲の新曲のために、小型のスピーカを制作してくださいました高橋悠さん香苗さん、本当にありがとうございました。おかげで今後に繋がる発見やヒントをいただいたと思います。もし良ければ今後ともよろしくお願いいたします。それにしてもかっこいい形。音も良かったです。
会場の画廊FullMoon、越野さんに今回お声をかけていただき、どこまでやれるか分からない中でしたが、濱地さんはじめ他の仲間の協力もあり無事に終えられました。こうした機会を提供していただき、僕らがどう答えられるか、考える。みんなでハードル上げあってベストを尽くす、どれだけやってもとても悔いは残るものですが、少しでも良い点を得られるように頑張って次の課題を見つける。それはやっぱりこういう場/機会があってこそなんだと改めて感じました。越野さんありがとうございます。

内容はとてもハードコアだったと思います。

皆様、ありがとうございました。



当日は映像作家の前田真二郎さんもいらっしゃってくださるというサプライズもあり、トークはともかく、演奏に関してはMaxパッチのパラメータと音の関係がよく分かる状態で演奏できたのでひとまず安心しました。

【前半】

《Amorphous ring II》
 今回で3回目の演奏でした。いつもPAの距離感と生音の遊離が気になり、今回のスピーカセットで少し改善できないかと臨みました。小型の無指向性スピーカを4台。生音のマイク増幅はなし。濱地潤一さんの気が遠くなるようなデクレッシェンドとクレッシェンドが最高でした。思った通り、コンピュータの処理音と生音との混ざり具合も良好でした。2010年の終わりに作曲した曲がこうして3度目の再演を向かえられたのはとても嬉しいことでした。

《無題1:氷中フロレットから移植されたもの》
"氷中フロレット"というマリンバと室内吹奏楽のための曲において使用した作曲におけるルールを内包したコンピュータプログラムを“演奏する”というスタンスでした。作曲ルールや軸となる数列がコンピュータには留まっていて、実質的にはそれに従った音響の生成が常に行われていきます。
そのパラメータを変化させることで時間軸との接点が生まれ、曲の構成は作られていきます。もともと吹奏楽で演奏できるようにリアライズされるという目的があれば、人の演奏可能の範囲におさまるようにパラメータはチューニングされるわけですが、コンピュータの演奏ではその制約が大きく広がります。これが正解という道筋がまだない状態でしたので当日はパラメータ変化を自由に行いました。いくつか興味深いパターンに接触したらしばらく留まって、少ししたらまた動いてという舵取りのような演奏でした。移植されたものは以下の数列。これが基本的なあらゆる要素に影響を与えている。

09 02 04 11 10 03 05 12 08 01 07 06
06 01 02 05 10 09 08 03 04 07 12 11
11 08 03 04 05 10 09 06 01 02 07 12
12 01 08 06 11 10 05 04 09 07 02 03
03 10 04 11 12 05 06 02 09 07 08 01
01 03 10 11 04 12 05 06 02 09 08 07
07 12 01 06 03 10 09 11 04 02 05 08
08 03 01 06 07 02 04 09 12 11 10 05
05 06 01 12 10 03 02 09 08 07 11 04
04 05 10 09 11 06 07 12 08 03 01 02
02 09 08 07 12 04 05 06 01 11 03 10
10 05 06 11 12 07 02 01 03 08 04 09


【休憩&スピーカセッティング】


トークを挟んで

《埋没する3つのbluesに捧げるcondensed music》初演。

リハーサルを経て大きな変更点は「僕があまりパラメータをいじりすぎない」こと。
最初の7分間は小型スピーカからの出力のみ。ゆっくりとしたフェードイン。
7分後に中型スピーカに移行する。その後濱地潤一さんが中央に入り演奏。
濱地さんが入ってからの演奏はパラメータ変化を行う。個人的にはここでは、contemptなどこれまで二人で演奏してきた時の処理方法が蘇った。処理の種類としては全く異なるものだけれど、それでも繋がる緩急の付け方など。

また、個人的には最初の7分間での耳の聴こえ方の変化に興味を持った。
「7分で動く」という約束がなければ5分〜6分頃で動き出していたと思う。ただ、6分前後で耳が少し変わった気持になったのは発見だった。





Posted by shimaf at 16時38分   パーマリンク   トラックバック ( 0 )   コメント ( 0 )

2012年05月10日(木)

120508-10 [《変容の対象》]

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2012年5月8日に《変容の対象》2012年5月の1-2小節目(ピアノパート)を濱地潤一さんへ送っていました。


9日の夜はプロダクトデザイナーの高橋悠さん香苗さんがスピーカの試作品を持ってきてくださり、音質等を実際に聴きながら調べた。
もともとのスピーカの限界もあり小さな音なのだけれど、鳴り方が独特になっていて、特にリード楽器の音色を再生したときに良いように思えた。スピーカの音はとてもとても奥の深い世界であることは確かそうだけれど、現時点での理想の音質に近くなっているのではないだろうか。

12日の本番では濱地潤一さん作曲、《埋没する3つのbluesに捧げるcondensed music》の為に使用する予定。当日が楽しみ。



《埋没する3つのbluesに捧げるcondensed music》のためのMax/mspのパッチは大幅に改良した。これは今回演奏会の記録として関わってくださる池田泰教さんからの要望、映像編集上で必要な同期信号、を上手く反映させるためにと思って考えた末に行ったものだ。
こちらもなかなか良い方向にまとまったのではないかと感じている。



残り2晩で当日。

Posted by shimaf at 08時30分   パーマリンク   トラックバック ( 0 )   コメント ( 0 )

2012年05月08日(火)

120508 [福系]

画像(320x192)・拡大画像(800x480)

2012年5月8日の夜は池田泰教さんと30分ほどSkype。
5月12日の打ち合わせ。やり取りを通じてはっきりして来る部分もあり、もうちょっと頑張ろうと気持を引き締めた。

Posted by shimaf at 00時01分   パーマリンク   トラックバック ( 0 )   コメント ( 0 )

2012年05月06日(日)

120506 [福系]

画像(320x213)・拡大画像(800x533)

ここ数日、夜に上手く身体が動かず。こういう事は別にしょっちゅうあるので気にしないが、テンションを保てないので困る。また頭がリセットされてしまった。こういうことは、つい最近もあった気がする。
まぁ「忘れてしまえ」と身体が言っているのだと解釈して今はまた新たな気持ちでいる。



所用で金子宗永君とメール。反応早い。



数年前のipod shuffleに試用する機会があった。ヘッドフォンはここ数年愛用しているもので試すが、音の聴こえ方が違う。現在使っているMacBookProは使用当初から内蔵マイクには不満があったが、内蔵ヘッドフォン端子もあまり信用できない気持ちになる。まぁ贅沢な話ではあるが。



濱地潤一さんのブログを読む。
http://d.hatena.ne.jp/hamajijune/20120506

「画一化が進めば生命の行き着く先は「死」だ。」

Posted by shimaf at 22時07分   パーマリンク   トラックバック ( 0 )   コメント ( 0 )

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埋没する3つのbluesに捧げるコンデンス・ミュージック(1)

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