2010年10月01日(金)
100930-2 [《変容の対象》]
2010年9月30日の夕方、濱地潤一さんより11小節目を受け取る。
http://d.hatena.ne.jp/hamajijune/20100930
僕には書けない旋律線がそこにはあって、いったいどうなっているんだとしばし考える。バラバラでもなくピアノの響きの世界に埋没するわけでもなく、そのような旋律が徐々に寄り添って解決に向かう瞬間はとても美しいと感じた。
今年の変容は最後の終止感が唐突に終わるパターンが多いと感じていた。それはその月ごとの判断の結果なので、よい悪いの問題でもなく、ごく自然な流れでそうなっているのだから受け止めている。ただ、今月は一度僕が筆を置いてからまた少し動きだしたこともあり、終止の感じが何度か現れ、結果的に丁寧に扱えるような気がしていた。そういうこともあって、濱地さんの返答を受けた後、もう6拍だけ12小節目として追加させてもらった。
最終日なので濱地さんの携帯に連絡させてもらい、変容の確認をしてもらって、夜9時半頃二人とも納得しこの曲を終えた。
今月のピアノのアプローチは基本は3和音なのだけれど、響きの移ろいを重点に置いた。和音は3和音でかなり調性的な意味を持ち得てしまうけれど、全体の調性感というものはあまり考えず、前後の関係のみに意識を向けた。響きがアメーバ状に変化していくような感じだろうか。結果的には響きに関して色彩が生だ。さらにそこに濱地さんの旋律が絶妙なからみを見せているのでショートピースながらかなり密度の濃い内容になったと思う。
しかも変容らしいとりとめもない展開もあって、こんな無鉄砲で天の邪鬼で秘密めいた曲もそうはないだろうと感じる。束の間の満足。
今はそんな気持ちだが、またさらにこれを超えるものは生まれてくる予感もある。
Posted by shimaf at 02時03分 パーマリンク トラックバック ( 0 ) コメント ( 0 )
2010年09月30日(木)
100930 [《変容の対象》]
日付が30日に変わった頃、濱地潤一さんより、10小節目を受け取る。
http://d.hatena.ne.jp/hamajijune/20100929
ということで、9小節目のfineを撤回して10-11小節目を書き、濱地さんへ先ほどメールする。深夜1:30頃。2010年9月最後の日が始まった。
Posted by shimaf at 01時37分 パーマリンク トラックバック ( 0 ) コメント ( 0 )
100929 [《変容の対象》]
2010年9月29日の朝、濱地潤一さんより《変容の対象》2010年9月の8-9小節目を受け取る。9小節目はやや長めのパッセージだった。
http://d.hatena.ne.jp/hamajijune/20100928
その夜、濱地さんへ9小節目を返信する。一応、この9小節目で終止の感じが得られたので10小節目は書かなかった。濱地さんに確認してもらい、濱地さんが10小節目を書き足されなければ、今月の曲はここで終わりとなる。
Posted by shimaf at 00時01分 パーマリンク トラックバック ( 0 ) コメント ( 0 )
2010年09月28日(火)
100924-28 [《変容の対象》]
2010年9月24日に濱地さんより《変容の対象》6-7小節目を受け取る。
http://d.hatena.ne.jp/hamajijune/20100924
2010年9月28日の先ほど濱地さんへ《変容の対象》7-8小節目を送る。
返答が遅くなってしまい、もう今月も後わずかなのが悔やまれる。
Posted by shimaf at 19時59分 パーマリンク トラックバック ( 0 ) コメント ( 0 )
2010年09月25日(土)
100926 [告知関係です。]
2010年9月26日は福島諭が甲府で演奏させていただきます。
直前のため以下円盤さんのwebより無断ですが転記させていただきます。
(もし問題有りましたら削除いたします。)
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9月26日(日)「太陽の塔(逆)〜出張円盤inこうふのまち芸術祭編〜」
甲府冨雪ギャラリー
13時開場/料金2000円
出 演:円盤田口のレコード寄席/関根秀樹の炎や音/はたあきおの世界の蒸気機関車8mm上映会とテニスコーツ/中村元洋のおんち映画ミニシアター/山路智恵子の手打ちうど ん/ジョン(犬)の占い/シネルパ/泊+飯田華子(紙芝居)/柳家小春(新内、端唄、着付け教室)/Mark Sadgrove/福島諭(mimiZ)/出張円盤店舗
太陽の塔の時代、人々は希望に溢れ、明日の輝かしい未来に疑念を抱いていませんでした。
様々な電化製品が家庭に入りはじめ、暮らしの形がダイナミックに変化しました。
そして、我々はその後も、明日の更に便利な進歩的未来に進もうと躍起になりますが、
みなが気づいているように、すでに我々の生活はとっくに十分なのです。
今回のイベントでは、そのもう十分だった我々の暮らしはどのような暮らしなのかを探ろうと思っています。
'70年の大阪万博で発表された太陽の塔の中には、地階の原始時代から始まって、塔を登りながら人類の繁栄までのプロセスを見るというパヴィリオンでしたが、
会場を、反対にし太陽の塔に見立て、テクノロジカルなパフォーマンスからスタートし、屋上に原始の音と文化を配置します。
そして、もう一度階下に降りていくときに、わたしたちの暮らしはもうあそこで十分だったのではないか、
と感じられるようなある暮らしの魅力が浮かび上がるような願いを込めてみました。
出演者の横顔
◎田口史人(レコード寄席)
60-70年代の我が国の特殊なアナログレコード文化を探る全国行脚のトークイベント。生活の中で使われていた無数のレコードから見えて来る「あの時代」。レコードはヒット曲や自己表現のために作られたのではない。レコード文化の本当の姿を浮き彫りにし、そこから見えて来る暮らしに思いを馳せます。
◎はたあきお(世界の蒸気機関車8mm上映会)
60年代から世界中の蒸気機関車を8mmフィルムニ収め続けている、本物のSLマニア。元「キネマ旬報」編集員だけある、美しい映像の数々が圧倒的。特に日本の美しい日常が見えて来る国内SLの映像には年配の方々には懐かしい日々を思い起こさせることでしょう。BGMをテニスコーツが担当します。
◎Mark Sadgrove(マシン)
ニュージーランドから現在日本に量子力学の研究に来ているはずなのだが、マシンとしか言いようのない数々の自作楽器を制作する奇才。ロボットがギターを弾くオートギターや、八本の足のようなものがふらふらとゆらぎ8個の音のアンサンブルを奏でるタコなど見てくれの剥き出し機械感と、システムの単純さがなんともいえないおかしみをも持っています。
◎中村元洋(おんち映画ミニシアター)
日本中から名伏し難い魅力を持った、どこも上映してくれるところの無い自主制作映画を集めて上映する悶絶の映画イベント「おんち映画祭」の主催者。丸一日、強烈な行き場の無い自主制作映画を上映し続けるミニミニシアターを開催します。
◎シネルパ(音楽)
おだやかな光のようなアシッド・フォークを奏でるバンド。10年ほど前には甲府で活動していた、この地と縁あるバンドです。
◎泊(歌謡曲)+飯田華子(紙芝居)
今年、P-VINEから1stCDを発表し、話題を呼んでいる、いにしえの戦前歌謡を現代に蘇らせた希代のデュオ。現代に書かれたとはにわかには信じられない奇跡のオリジナルソングの数々。その泊の世界に、これまた不思議な異世界へ誘いこむようなディープ紙芝居の飯田華子が合体。紙芝居と歌謡ショウが渾然となった新たな世界を生み出します。深く深く沈んでゆく物語。
◎柳家小春(新内、端唄)
江戸時代の流行歌、端唄、新内を聞かせます。今年惜しくも亡くなった名人、柳家紫朝の弟子であり、新内、端唄から様々な世界の音楽家とコラボレイションを試みる冒険家。今回は着付け教室も同時開催。
◎山路智恵子(手打ちうどん)
仙台の名バンドyumboのドラマーでありながら、一念発起して、讃岐にうどん修行、そして現在兵庫県明石市にて製麺所を開業。音楽家としても定評ありますが、そのうどんの凄さには食べた人たちがみなびっくり。驚異のコシは縄文人を思わせます。
◎ジョン(犬)(占い)
歌うオルガン犬として知られるジョン(犬)ですが、本業は占い師。とにかく当たる!!と評判!!数々のミュージシャンが実は活動の転機に彼女の占いをアテにしてきたという事実もアリ!!
◎関根秀樹(火、風)
和光大学講師。火おこしのプロフェッショナルとしてNHKはじめ、様々なメディアにも登場していますが、人間がどのように道具を生み出し使って来たかの研究者でもあり、木片の様々な形のアタッチメントを加工しながら、ひもをつけて振り回し様々な音を出すうなり木や、自作のヌンチャク楽器など、原始的でとんでもない音、パフォーマンスにあっけに取られます。
◎福島諭(音楽)
mimiZという真摯な前衛音楽ユニットのメンバー。新潟在住。ラップトップを介した音楽編集の新たな可能性を探るアーティスト。
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Posted by shimaf at 16時33分 パーマリンク トラックバック ( 0 ) コメント ( 0 )
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