2010年09月01日(水)
100828-31 [《変容の対象》]
2010年8月28日に濱地潤一さんより《変容の対象》2010年8月の9小節目を受け取っていました。ここで濱地さんは今月の曲を終わり(以後加筆無し)と決められました。
http://d.hatena.ne.jp/hamajijune/20100828
その9小節目の特徴的な聴取感と不意に終わる感じが気になって何度も聞き返してしまいます。不意な終了はこれまでの《変容の対象》の小品中でも何度か出てきてはいるので、今月この後加筆しようかどうかしばらく最終日まで考えようと思っていました。
結局、合唱コンクールへの参加などスケジュール的に時間もなく、31日の最終日に濱地さんへ僕もこのまま終了としますとメールして今月を終えました。
個人的には気に入った小品となりました。これを踏まえつつ、今後さらに進めていけたらと思います。濱地さんお疲れさまでした、ありがとうございました。
9月は濱地潤一さんの動機から。
Posted by shimaf at 23時44分 パーマリンク トラックバック ( 0 ) コメント ( 0 )
2010年08月31日(火)
100827「summertime blues」 [レポート]
秋山徹次 / Diesel Guitar
「summertime blues」
8/27金
正福寺
2010年8月27日(金)に古町の正福寺でイベントがあるというので足を運びました。秋山徹次さんは東京で数年前にライブを拝見したことがあり、そのとき何か気になる瞬間をいくつか得た気がしていたので今回もぜひ観てみたいと思っていました。
会場には美術家/プロダクトデザイナーの高橋悠さん、haikarahakutiの鎌田悠くん、logos等のkaneko munenoriさん、
Fleaongaku主催の藤井さん、クッキーシーン等のライターでexperimental rooms 主催の星野真人さん、AMLメンバーの鈴木誉也さんなどなどなど、個人的に久しぶりにあえる方が多く嬉しかったです。
鎌田悠さんと金子さんにはスティーブジャクソンのCDRをお渡しする約束があったのでとても遅くなってしまったけれど渡す事ができてよかったです。
金子さんにはこちらから多く話しかけてしまって申し訳なかったです。
鎌田君が後日スティーブジャクソンのCDR「おもいでep」の感想を書いてくれました。ー>こちらです。
鎌田君からはmusical violenceの新作「ぱらいそ」の新作CDRをいただいてしまいました。大切に聴かせてもらっています。
話があちこちに行きますが、musical violenceは鎌田悠さんと五十嵐馨さんのユニットで、数年前に作られている「黄色い動物園」という曲がとても気になっています。今回の「ぱらいそ」ではこの頃の録音よりさらに密度が高くなっていて驚きました。これらの曲をスタジオ入って短時間で作ってしまう彼らの力はすごいです。ちょっと抜けてきた感じ。それにもともと彼らは演奏技術があるし、楽曲の要所要所で「うまい」ところを入れてくる感じも今回の「ぱらいそ」でちりばめられていてよかったです。音楽の喜びを知っている感じがするし、真正面でありながら自分たちの色を模索していてすばらしい。同時代の、しかも近くにこういう人たちがいる事の喜びを感じずにはいれません。
個人的には少し歪んだドラムの音と、バンジョーの音の感じがCDR全体の雰囲気を独特のものにしていて好きでした。
Diesel Guitar の演奏、今回は真正面で正座で聴きました。お寺では珍しい大きな音での演奏でしばらく耳がボワッとするくらい。ひとつだけ書くとすれば、音響に奥行きと高さを感じることができて妙な体験をしました。お寺の天井よりも高い所から音が降ってくる感じがして、どうなっているんだと。
演奏中コウモリが迷い込んできていました。
秋山徹次さんの演奏、前者とは対照的に耳にまとわりつくような生のハウリング。間合い、アプローチの仕方も熟練という感じで、隅々まで統制のとれたもの。その上でマンネリ化していないものだったように感じすごいとおもいました。
Posted by shimaf at 14時48分 パーマリンク トラックバック ( 0 ) コメント ( 0 )
2010年08月29日(日)
mimiz pod 4-7&8 [mimiz meeting]
約一ヶ月前の2010年7月28日にスカイプで映像作家の池田泰教さんと音楽家の濱地潤一さんとでスカイプにて話をしていました。普段は話さない映像に関することなど話題も多岐に渡りとても有意義な時間でした。
もともとは池田泰教さんの去年の作品「土の人 3Portraits」への共感/感動などをどう共有できるだろうかという思いが、このときの会話の原動力になっています。
そして、そのときの内容をもとにmimiz pod を2バージョン作成しました。
このときは会話は録音されているという事を事前にお伝えしていなかった(会話の内容に影響が出ない事と、自分の個人的な記録として保管が目的だったので)こともあり、mimiz podを作成後、一応確認をしてもらおうとお二人に連絡をしていました。
普段は福島個人が勝手にやっている事なので断りは入れていなく、今回は少し異例のことでした。これは特に池田泰教さんは映像作家ということもあり
自分の会話を公開するという事自体への考え方もいろいろあるのではないかという気持ちがあったからでもあります。
今回はかなり僕から無理なラブコールを送らせてもらって先日了解を得て、
今回の公開になりました。よかったら聴いてみてください。
Mp4-7
濱地さんお誕生日。「土の人 3Portraits」リリース?の形。
http://www.box.net/shared/rszm7livdt
Mp4-8
「Amorphous ring I」などの作曲における発想の原点、映像というメディアについてなど。
http://www.box.net/shared/06p95fk0gb
まだ残したい会話もあったのですが、まとまらず。
Posted by shimaf at 00時19分 パーマリンク トラックバック ( 0 ) コメント ( 0 )
2010年08月26日(木)
100823-26 [《変容の対象》]
2010年8月26日濱地潤一さんへ6-7小節目を送りました。
5-6小節目は23日には濱地さんより受け取っていました。
http://d.hatena.ne.jp/hamajijune/20100823
今月の《変容の対象》は、僕の1小節目から始まって、濱地さんの返答で尋常ではない思いを感じて、それからその強いテンションが変容しながら、ずっと続いている感じです。
Posted by shimaf at 21時42分 パーマリンク トラックバック ( 0 ) コメント ( 0 )
2010年08月24日(火)
《 RONDO for MI 》(2006-2007,2010) [CDR系]
BOOK OF DAYSさんのオンラインショップより購入できるようにしていただきました。実質4年かかってしまいましたが、今年ようやくまとまりました
ピアノとコンピュータのための《RONDO for MI》(CDR+小冊子)です。
今回の作品は前作《Amorphous ring I》のような、「CDRと小冊子シリーズ」の第2弾としてまとめました。500円のCDRシリーズと違うのは、その気になれば僕以外の方が曲を再現できるだけの情報を小冊子にまとめてある点です。楽譜や作曲において考慮した点などまとめたつもりです。文章は分かりにくいところがあるかもしれませんが、そういう箇所は積極的に質問してもらいたいという願いもあります。
http://bookofdays-shop.com/?pid=22996826
この曲は個人的にも思い入れがあります。楽譜と処理概念は2006年からあって、初演も2007年にしているのですがコンピューターの出音に不本意なノイズが多く含まれてしまうのを改善できずにCDRとしてまとめるまでに至りませんでした。2010年に入ってようやくその改善が行えたこともあり、2010年2月の再演後、作業を進めて今回の発売になりました。
1000円で恐縮ですが、内容に関してはじっくり時間をかけました。何かしら受け取ってもらえるように考慮したつもりです。
どうぞよろしくお願いいたします。
《Amorphous ring I》で演奏してくださった濱地潤一さんがご自身のブログで紹介してくださいました。ありがとうございます。
http://d.hatena.ne.jp/hamajijune/20100824
以下は解説文を転記したものです。
《 Rondo for MI 》は、ピアノとコンピュータのリアルタイム処理を前提に2006年から2007年にかけて作曲されました。2010年にコンピュータ処理の音質改善を行ったことを契機に、楽譜にCDRを付けてまとめることにしました。 本楽曲はピアノの演奏情報をコンピューターが自動で解析し、その場で録音/加工/再生を行って楽曲全体を構成していく構築的な作品です。コンピュータのオペレーターは付かない状態を想定しているため、奏者には独りで楽譜に従い 楽想とコンピュータへの指示の情報のどちらも考慮しながら演奏を行う必要性が生まれます。 このような方法論を採用する事で、些細な演奏情報の変化が楽曲の全体構成自体に大きく作用していく時空間が生まれますが、それによる楽曲自体の多様性や演奏行為の拡張性は多くの可能性を含んでおり、本作品によって目指されたものでもあります。細かい処理の方法と演奏楽譜は小冊子にまとめておきました。 付属のCDRには《 Rondo for MI 》自体の演奏の他に、その録音を利用して後日再構成した《 KUMINAOS 》シリーズを3曲追加してあります。ここでは原曲の様子をほとんど感じさせないほど過剰な処理を加えましたが、音色の肌理などは逃れがたく残っている部分もあるようです。CDRの構成は、全体を通して《 Rondo for MI 》がより良く鳴り響く事を考慮しました。
Posted by shimaf at 18時47分 パーマリンク トラックバック ( 0 ) コメント ( 0 )
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