mimiZ

mimiZのライブ情報、音源などを発信していきます。

2007年05月19日(土)

アンチ ミュージック テンプル ライブレポート。 [発表系]

『アンチ ミュージック テンプル』では新潟在住のいろんな方がライブしました。いろんなジャンルでバラエティーに富んでいたので様子を少しまとめておこうと思います。結果的に長くなりました。

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円秀さん:前半部分はDJとして音楽をかけながらお話。今回のイベントの意義やカンパ制について。カンパはロシア語で逃走資金だったか。
最後にお客さんに選んでもらったCDを使って停止機能でゆっくり再生。円秀さんが自分でよく聴くやり方ということで、それもすごい。手動グラニュラーみたいなもんなので、だいぶ空間が歪みます。

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stanfakkさん:ベースによる持続ドローン。エフェクターの兼ね合いで丸い音も出ていました。お客さんに背中を向けるスタイルで、「演奏を見せない」というのもありだなと勉強になりました。ケーブルの接触トラブルがあったようですが、もっと長く聴いていたかったです。
この方が新潟にSUNN O)))&BORISを呼んだすごい人です。

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田口雅之さん+高橋智子(ダンス)さん:Max/MSPによる田口君のループ音源にダンスの即興でした。フィジカルインターフェイスを使っての田口君の演奏は初めてみました。つまみをいじると音も変化するのがわかって親切です。音もクリアーでどんどんうまくなっているなぁと感じます。歌も歌ってたし。あの感じ、なんだったかなぁ〜とずっと考えていましたが結局答えは出ず。YMOの『ナイスエイジ』ミーツ デビッドボウイかとふと思うも、デビッドボウイのことをあまり知らないので下手なことは書けません。
高橋さんのダンスも新潟では多分珍しいスタイルになると思いますし、滅多に観れない組み合わせだったと思います。体が重く転がるような動きがあったのですが、人間の身体の重さを感じさせてくれて、ダンスはあまり知らないだけに学ぶところも多かったです。

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a79さん:こちらもMAX/MSPにインターフェイスをつけての演奏で、モコモコとした深海系変拍子にヒスノイズが加わるという、この日一番の尖(とが)った音でした。両脇におかれた大きなろうそくの火がゆらゆらと揺れて雰囲気も倍増。
もうかれこれ4年も前になる2003年のmimiZ初期のライブ(『meething』恵比寿MILK)に偶然足を運んで聴いてくださっていたという方で以前からライブを聴きたいと思っていたこともあり念願かないました。

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Kenichi Maruyama + 2さん:オシャレ系ポップエレクトロニカ。田口君の場合もそうなのですが、mimizのメンバーで話すことには、僕らはこういうのやらないのではなくて、できないんだ、と年取るごとに明確に思うようになってきました。マルヤマ君のギターの音色が良かったし、会場にいた人たちもいい感じで盛り上がって聴いていた気がします。
今後もどんどんやっていってほしいです。

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M/F/Oナゴヤさん:良い写真がなくてすいませんでした。三条のラジオ番組で本当にDJをしている名古屋さん。この日は既存の音源を自由にミックスしての演奏だったそうですが、その解体具合からオリジナルの演奏かと思ってしまいました。演奏した曲の詳細は以下
http://star.ap.teacup.com/applet/758mfo/msgcate7/archive

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和田英夫さん:自作楽器、間の取り方、演奏の存在感、どれもすばらしかったです。和田さんのソロは去年のwoody以来でしたが、今回のお寺という空間の方がマッチしていた気がします。いいもの聴きました。
tobi君がしきりに「これはお祭りだよ、」と感動していましたし、僕もこの空間が何か特別な祭の催しのように感じました。
ハルモニウムの演奏がうまい、とはsuzukiさん談。年期が違うんですよね。
和田さんは楽器をどう使うかということよりも、楽器から出る音をどう扱うかを常に考えてる気がします。ハルモニウムの鍵盤をずらして、ヒーヒーと音が出るのですがそれを意識的に使っているところなど、必見でした。

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能勢山陽生さん:普段はエレクトロニックのギタードローンをディーゼル・ギターとしてやられている能勢山さんですが、今回飛び込みでフォークでの演奏をしてくださいました。めちゃくちゃすごいものを聴いた気がしました。
能勢山さん歌うまい。あと念が強い。一人の人間が音楽を発するというときの根源的な力を見ました。人前でフォークを歌うのは数年ぶりだったらしく、貴重なものを見ることができました。

と、これだけいろんな方の強い発表の後にみみづとしてはどうしたのものかと考えたのですが、逆に自分たちの限界以上は出せないのだからと謙虚な気持ちでのぞむことになりました。
もうすこし、これからのことを考えればこれらに出演した人たちもそれぞれのフィールドで活躍されていくようにも思いますし、そのような意味でも今回同じ場所で発表できたことは貴重かつありがたいことだったと思います。
本当にありがとうございました。

Posted by shimaf at 13時51分   パーマリンク   トラックバック ( 0 )   コメント ( 0 )

2007年05月17日(木)

みみづの演奏について考えてみました。(1) [発表系]

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撮影:うめちゃん

5月12日の『ANTU music Temple』、13日の『SUNN O))) & Boris JAPAN TOUR 2007 @ NIIGATA LOTS』を終えてみみづの皆で話をした事について少しまとめておきたいと思いました。みみづでの「演奏」についてです。

よくみみづの演奏は、奏者のパフォーマンス性が弱く、動きがない、はっきり言えば演奏を見せるという意識が感じられない、などいわれることが多いです。実際そうだろうと思うのでそれについて何か反論する気持ちはいつもおきなかったのですが、それでもなにか釈然としない部分もありました。最近それに対して以前よりはっきりとしてきた部分もあるような、少なくとも3人の中での共通の意識も強くなっているように思います。

みみづの場合、演奏はお客さんへ向けて「何かを再現」するための音楽ではなかったという仮定をしてみるとだいぶすっきりすることに気がつきます。「何かを表現」したい、あるいは探したいという気持ちはありますが、「再現」(あれをもう一回やろう)という気持ちで臨むとセッションが失敗することがあまりにも多すぎるのです。
実はメンバーの僕らも音の変化に耳をすましているお客さんと同じ立場にいるんではないかと考えてみます。出てきた音に対して「聴く」という行為がまず最初にあって、それを変化させるだけの自由は持っているけれどもまず聴くことができなければ始まらない、ということです。

「再現」するという行為は観念的に持っているイメージに向かわなければいけないのですが、観念を3人で共有するのは大変難しいことです。だから実際にその場に鳴っている音に対して瞬間瞬間対応する方が簡単なのでしょう。


みみづはまた、ノイズをやっている人だということも言われますが、それは出てくる音がミキサーのハウリング高周波だったり聞き慣れない音を使うからではなくて、実は予定調和ではなかった音、予期しなかった事態がおこってしまうという状況(それは広義の意味でのノイズなのだから)、を扱っていこうとしているバンドという意味でノイズバンドと言われるほうが正しいような気もしています。個人的には、ですが。
慣れれば出音は実は心地良い瞬間が多いような気もしますし。

みみづの演奏中にお客さんが何か突拍子もないことをやりだしたりしたら、ここでの空間のゆがみは正しい意味でのノイズということになりますし、その方は演奏に参加したということになるのだろうし、そうした状況に対してどうアプローチしていくかという即興的な術こそみみづで3人が学んでいることなのかなとも思います。

みみづの演奏中はおそらく耳による対話が中心になっています。そしてあくまで聴き手の立場にたっていることがみみづとしては演奏に集中できている状態のように思います。

新潟LOTSの会場は設備も良くて空間もすばらしかったのですが、スピーカーの位置の関係で舞台上からお客さんへ音を投げかけるという図式がすごくはっきり作られているようにも思いました。本来それが当たり前だとも思うのですが、今後そういう場所での発表の機会があるならばその辺りの考え方も少し見直さないとホールの造りに引っ張られてしまいそうなので注意するようにしたいです。

飛躍した仮定をたてることは、まだ続けていかないといけないようですが、
数年前に映像作家の前田真二郎さんに「みみづ」の名前の由来はきっと「3人の耳」が集まったことを指すんだね、と予言的に言われたことの意味をずっと考えているんです。

Posted by shimaf at 21時57分   パーマリンク   トラックバック ( 0 )   コメント ( 0 )

2007年05月16日(水)

アンチ ミュージック テンプル! [発表系]

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5月12日は新潟は古町の正福寺本堂で『アンチ ミュージック テンプル』が行われました。本堂という空間は独特で料金もカンパ制、自由な空気の流れる中6時間に及ぶライブイベントになりました。

出演者の様子についてそれぞれにコメントを書きたいのですが、そればまた別の機会にすることにして、みみづの演奏などについて。

最初からイベントの雰囲気に浸ってからの演奏だったことと、みみづはこの日リハーサルができなかったことや、約30分休みなしの演奏はそれほどやったことがないことなどもあり、当初はいろいろ音の調整をしながら言い訳じみたお話を語りつつぐだぐだやろうと思っていましたが、あけてみれば最初の音の感じが良かったのとお客さんの集中力も持たなそうだったのでそのまま演奏のみ行いました。

一つのテンションが終わったと3人が思った時間が演奏開始からちょうど16分前後だったので、この日は多分調子の良い演奏だったのだと思います。普段はそこでいったんやめるのですが、この日はそのまま続行、30分ほどの演奏になりました。後半も大変複雑なカットアップ音響になって、約5ヶ月ぶりに演奏した割には良い集中力で演奏できたようです。

その日は2時まで演奏を振り返ったり次の日の作戦を練ったりと、久々の再会とともに楽しいライブ初日でした。

Posted by shimaf at 00時40分   パーマリンク   トラックバック ( 0 )   コメント ( 0 )

2007年05月10日(木)

みみづの新曲ではないですが。(6) [音系]

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先月独りで演奏をしてみて56分の音素材の中から抜粋して何曲かにまとめておいたうちの、一つの音源なんですが、後半の音質が気に入らないのでもう少し手直ししようとは考えています。


※音源の聴き方は、タイトルをクリックするか、サブメニューにある[RSS PODCASTING]アイコンをiTunesなどにドラック&ドロップ(登録)すればお聴きいただけます。

Posted by shimaf at 20時04分   パーマリンク   トラックバック ( 0 )   コメント ( 0 )

2007年05月07日(月)

The God's works of the principle of living only for the pleasure of the moment. [CDR系]

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※タイトルをクリックするとBOOK OF DAYSさんのオンラインショップに移動します。


新潟のセレクトショップBOOK OF DAYSさんにはいつもお世話になっております。このブログはリンク集を作っていないのでいつも申し訳なく思っているのですが、これからは心を入れ替えて日記中にできるだけ多くの知り合いの方のページを紹介していければと思っております。

ということで今回は、みみづの初めて自分たちでまとめたCDRの話をしようと思いました。
BOOK OF DAYSさんのオンラインショップでは以下のアドレスになります。
http://www.bookofdays-shop.com/?pid=1824020



思い出話に近いことになることを覚悟しつつ書いてみるのですが、
2005年といえばもうかれこれ2年も前になるんですね、その頃のスタジオ録音で、今のところ みみづ唯一のCDRということになっている録音があります。すべて自分たちで制作しましたが、ライブ会場などで気軽にまとめて配っている簡単なCDRとはまた違った気合いの入れ方でした。スタジオでの1セッションがそのまま収録されています。

あらかじめ用意したサウンドファイルを使わないで福島が自作ソフトのパラメーター操作のみをし、飛谷、鈴木がミキサーのハウリングを積極的に使い始めたのはこの頃からでした。現在のセッションスタイル確立時の記録とも言えるでしょう。
セッションの内容としてはおおいに間延びした部分も含めて構成、展開は初々しく悪くはありません。集中して聴いていただければ未だに新鮮な部分は持っているように感じます。とはいえ、行き過ぎた加工処理もないため質感は硬派ですし、春のドライブなどには向かないためなかなか聴く機会がない気もします。

録音から2年が経過して、音楽性そのものによる価値よりは一つのドキュメントとしての方に価値が移行しつつあるなと思ったこともあり、かってに改めて振り返っている訳です。


そして題名は無駄に長いのですが、”God's works”は"自然"を表すそうで
ネットの自動翻訳にかければ「現在の喜びだけを生きがいとする原則の自然。」などと出てきてさらによくわからないのです。本当に今よりもさらにひねくれた言い方しかできなかった僕らですが、刹那的な喜びに突き動かされて製造られていく何か大きな社会のうねりのようなものは漠然と感じながらも、それを直視も否定も肯定もしない無気力な傍観者のような立場をもった題名だった気がします。
また、今思えばGodのアナグラムとしてのDog(犬)の表情がとても象徴的でこの犬はいまでもなぜかみみづのシンボルになっています。

少なくともそうやって社会に対して無関心ながら、なにかを生み出そうとしていた訳ですし、
メディアアートなどと言われる分野があふれていた環境の中で学生時代をおくっていた僕らには精一杯のリアルだったはずです。しかし、そうした希薄な社会認識の中で行われる想像力は、ある種の狂気とも言えるのではないでしょうか。

論説は破綻しました。
が、
この狂気の中にあって、僕らは高周波の奥底に見え隠れするギターのハーモニクスにすべての望みを託しました。


Posted by shimaf at 02時15分   パーマリンク   トラックバック ( 0 )   コメント ( 0 )

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