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2013年06月24日(月)

120623-24 [《変容の対象》]

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2013年6月23日の朝:濱地潤一さんへ今月の《変容の対象》9-10小節目を送る。

contempt_mode5
= {0 2 4 5 6 8 10 11}
{0 1 2 3 4 5 6 7}

{0 3 6}
{1 2}
{4 5 7}

transpose 73/ 65 / 57 / 61

濱地さんがskypeにいたので少しチャットをする。
今日午後にトリオ・ベルガルモの公演を聴きに行きます。とお知らせする。
+

トリオ・ベルガルモの公演
よく晴れた日。この時期の新潟にしては晴れ過ぎな日が続いている、夏のようだ。今年は奇麗な夕暮れをよく見ると思っているが、たぶんこの時期に晴れている日が多いためでもあるのかもしれない。

りゅーとぴあのスタジオAにて
  グリーグ作曲 アンダンテ・コン・モート ハ短調
  武満 徹作曲 ビトゥイーン・タイズ 
          ヴァイオリン、チェロ、ピアノのための
  ラヴェル作曲 ピアノ三重奏曲 イ短調

トリオ・ベルガルモさんの最近の目覚ましい活動ぶりは目にしていたものの、実際になかなか都合が合わず足を運ぶ事はできませんでした。今回ようやく念願叶い嬉しかったです。
私は昼の公演を聴きに行きましたが、客席もほぼ満席で、お客さんのマナーもよく、聴く事に集中できました。一点だけ気になるとすれば、会場の天井から常に電気的なノイズ(アースがとれてないときのケーブルノイズのような音)があり、会場に完全な静寂が作られていなかったことでしょうか。

ここ数年ヘッドフォン主体での音楽体験が大半を占める身としては、生音のアンサンブルの豊かさを今更ながらとても貴重なものと感じています。またトリオのアンサンブルがとても対話的に呼応してくる場面、それはどの作曲家の曲にもありましたが、特に展開部にそうした身体的な旋律とリズムの掛け合いが高まり美しいものでした。

 作曲もその身体性から発想されてうまく組まれている事に感激(つまり、そのように演奏してくれているという事なのでしょう)しました。言葉にすれば当たり前の事のようですが、それを音楽を通して体現することはそう容易いことではありません。こうした、トリオが身近な場所を拠点に活躍されいることも嬉しく思いました。

それぞれの作曲家の曲の色合いも全く違い、対比的に響きあい多くの発見があり、公演もあっという間に感じました。個人的にはまさにそのことこそに心が動かされもしました。
最近は、ただ何となく美しい和声が組み合わされて「これが美しい音楽です」と言わんばかりのものも多く、それに対して何と答えていいのか、時折無力な気持になっていました。そのせいもあるかもしれませんが、ラベルの冒頭、中性的な旋律の響きが現れた時から、それまで各作曲家の織りなす色あいはとても多様でそれぞれに個性的であったこともあらためて実感でき、この場に立ち会う事ができた事をうれしく思いました。

ラヴェルの楽曲が終止に向かうあたりから聴いているこちらの気持も高まって、演奏後の拍手の間になぜか涙が止まらなくなるという経験もしました。これは個人的には滅多にあることではありません。個人的な心的な条件との関係で、そのような事が起こる事は極めて稀です。演奏を通じて何かが分かったような気がしたことが、1つ2つ、3つくらい重なったためでした。

ピアノの石井朋子さんには去年《変容の対象》2011年版を初演していただきました。その時に感じた気持の高まりは、自分たちの曲の初演だから感じたのだと思っていた(それはやはり特別なものなので)部分もあったのですが、しかしそれがそれだけでなく、まさに演奏者の素養と大きく関わっていたからなんだと理解し直すことができました。
初演のときと同じような感覚を今回の演奏会でも感じたのです。


+

2013年6月24日の朝:濱地潤一さんより《変容の対象》10-11小節目が送られてくる。

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Posted by shimaf at 09時46分   トラックバック ( 0 )   コメント ( 0 )

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