2012年12月10日(月)
121210 [《変容の対象》]
2012年12月10日に日付が変わった頃、《変容の対象》12月の第1小節目を書き終え、濱地潤一さんへ送る。随分時間がかかってしまった。
+
ここ数日、強風のために電車のダイヤがとても乱れた。いつも1時間程度の移動が結局3時間ほどになってしまったり、仮眠はとれるがたいして疲れはとれないし、なにより予定が立たないのでそわそわして何も手につかない。
これでは良くないと思い、9日の朝は車で移動する事に決めた。
+
しかし、起きてみれば朝から雪景色となっており、思ったほど効率的な移動にはならなかった。景色は奇麗だった。
帰りでは運悪く高速で除雪車の後ろについてしまい、延々時速15kmのドライブを強いられた。大きな橋の上でなぜか除雪車が止まり、しばらく風に打たれながら動き出すのを待った。気がつけば後ろは長蛇の列、渋滞になっている。
とはいえ道路は凍っていて、どう頑張っても早い速度は出せないようだった。ここで気だけ焦っても何一つ良い事はないだろうという気持ちにもなったので車内の音楽を消して、窓を開けてみたりした。風は強いが時折染み込むような静けさもあった。気温は低いのだろうが身体も温まっているわけではなかったので、特に寒いとも感じず、冬に感じるぬくもりとはこれだろうと言う気にもなった。車の排気ガスの匂いだけが不快になり窓を閉めた。
子供のころ何となく感じた自然への畏怖のような感覚があったとすれば冬の厳しくともこの静かな様相に対してだったように思う。少しそんな感覚を思い出しながら、除雪車の上にピカピカと点滅する光の不規則さに目をやって、吸い込まれそうな感覚になっては我に返るという事を何度か試して時間をやり過ごした。
+
とにかく、新潟は一日にして真冬になった。真冬になったら今年はじっくり向き合おうと思っていることがあり、今晩からそれを進めようと思う。
Trio Bellegarmo (Ai Shoji : Vn, Yoko Shibuya : Vc, Tomoko Ishii : Pf)
の
「Rachmaninov: Trio Élégiaque」
をしっかり聴き込む事だ。
+
http://d.hatena.ne.jp/hamajijune/20121209
Posted by shimaf at 00時16分 トラックバック ( 0 ) コメント ( 0 )
トラックバック
トラックバックURL
http://www.mimiz.org/tb.php?ID=886