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2012年04月13日(金)

120413 [福系]

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去年(2011年)の暮れに3分程度の映像を作る機会があった。映像はやっぱり難しいなとつくづく感じさせられた。自分の余計な念のようなものが入ってしまって、取り返しがつかない。どう修正すべきかも分からない。観たくないものがどんどん入ってしまう。

思えば10代の頃に作っていた曲などにはそういうものがたくさん刻まれていて、今聴いても最初こそ俯瞰しつつ聴けたとしても、やがて疲れてしまう。

結局、そうした思いのようなものに突き動かされて作っていたわけだから、当然そういうものが入ってしまってもしようがないのだけど、自分ではそれを受け入れられないという悪循環は常につきまとっていた。

衝動の発露や感情の記録としての映像/音楽というものがあって然るべきかもしれないが、いずれにしろ明確な方向性を獲得していないと焦点がぶれてしまって結局難しい結果になると今は思っている。



記録映像だけとってみても、(幸運にも、映像を専門にしている方たちからいただいた)ものを観るだけでも毎回いくつかの気づきが得られるので勉強になる。まずはどんな質感を感じたか、何が効果しているか、そしてそれらの差異は何かを考えなければいけない。大抵はすぐには言語化できないのだけれど、半年とか1年後とかにふと反芻してみたくなるようなものを持っているのだ。これは作品としてはすばらしいことだと思う。



2月の恵比寿での上映会の時に、ウエヤマトモコさんから受け取っていたCDRをようやくゆっくり聴いた。オリジナルは、さかいれいしうさんが2003年にまとめられたもののようだ。今までさかいれいしうさんの声は三輪眞弘さんのCDや、ライブ演奏で何度か耳にしていて奇麗な声だとは思っていたけれど、ここでの声はもう一歩進んだもの、深い地点におかれた声のように感じた。収録された曲の多くが過去の時間と繋がっているような気持ちで聴いた。その繋がり方は様々である。1990年後半から2000年あたりのある種の閉塞した感覚を(これは自分自身も体験した)彷彿とさせるものがあると思えば、もっと以前の、声の、歌の根源までもさかのぼるのではないかというような質感のものもあった。たぶんこれは歌声の妙なのだと感じさせられた。
最後の曲はウエヤマトモコさんがさかいれいしうさんの声を使った曲になっている。このvoiceという曲は以前に濱地潤一さんが非常に評価していたので、いつか体調のいいときにしっかり聴こうと思っていたものだ。1聴して、濱地さんの評価の意味がよく分かった。このアルバムを通してもこの曲だけ明らかに異質で、、少なくともこの曲は(上述したような)「過去」には繋がっていない、「今」には繋がっているのではないかと思えた。これはおそらく奇跡的にすばらしいことだろう。ウエヤマトモコさんはライブ演奏などされるのだろうか、やられるのなら是非聴いてみたい。
(曲はウエヤマさんのwebで視聴できるはずだから、できるだけ静かな環境と良いスピーカかヘッドフォンで聴いてもらいたい。)

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Posted by shimaf at 22時21分   トラックバック ( 0 )   コメント ( 0 )

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