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2010年12月06日(月)

101203 [レポート]

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2010年12月04日東京から新潟に帰るバスの中から虹を見ました。


2010年12月03日昭和音大のユリホールにおいて《Amorphous ring II》の再演を行いました。

まずはこの日のために楽譜の分析を精力的に行ってくださり、本番見事な集中力で演奏してくださった濱地潤一さんに最大の感謝を。
また、本番当日はPAに有馬純寿さんが担当してくださっていたのに驚いたのですが、作品の内容も的確に理解してくださっていて感激でした。本番中、僕はコンピュータからの処理音に最大限の注意を払っているつもりですが、有馬さん側での音質操作が明確に伝わってくる箇所が何回かあり、ああいった感覚はなかなか得られるものではありません。
(個人作品では2008年の正福寺での演奏で笠原円秀さんのPAから感じたものもありました。おそらく今回が2回目で、そのくらい滅多にあることではないと思っています。)
大げさに書けば、こちら側からPAに投げた音がさらに整理された別の耳によって的確に処理される流動体が作られる、そしてその流れに対してまたどのようにアプローチしたいかが見えてくるような関係で、そして本番は間違いなくその中で濱地さんの演奏も呼応しているように感じられました。
とにかく、今回の再演に関しては演奏者の濱地潤一さん、PAの有馬純寿さんのおかげでとても意義のあるものになりました。

今回で作品上は理想の形を作れたと思っていますので、その上で残っている違和感のようなものがあればそれは作品自体が持っている違和感に他なりません。

両者には感謝しております。本当にありがとうございました。



コンサートの内容はいろいろな内容の集まるものでバラエティーに富んでいたと思います。一口にコンピュータ音楽と言ってもこれだけ多様化している状況で僕らは何を目指していきましょう。
本番は曲席で落ち着いて他の出演者の演奏を聴く事ができずに残念でした。終演後、ステージ裏でお話できたNORI ARITAさんと濱野峻行さんとこんな機会がなければ会えなかったかもしれないですよね、と主催の由雄正恒さんに感謝しつつ連絡先の交換をさせてもらいました。みなさんとても才能あふれる方々です。










本番後は恩師の三輪眞弘さんと久しぶりにお話させてもらったり、駆けつけてくれた前田真二郎さんとも約2週間ぶりの再会。作曲家の桑原ゆうさん、声優/役者等何でもこなしている荒蒔麻弥さん、TheBreadboardBandの大石彰誠さんもいらっしゃっていて久しぶりにお話もでき、再会うれしかったです。

打ち上げは三輪さん前田さん有馬さん含めた7人ほどで。以降の話は濱地さんの文章で詳しいので割愛します。やっぱり実際に話をするのは楽しいし、いろんな刺激も受けるので勉強になります。2次会の3人での飲み会がまた最高でした。本当にありがとうございました。
http://d.hatena.ne.jp/hamajijune/20101204



2010年12月04日東京から新潟に帰るバスの中から虹を見ました。
虹は最初少し見えるくらいだったのですが、バスの移動方向が丁度良かったようでどんどん半円が作られていき、そしてまた虹はなくなっていきました。
バスから降りてしばし雨。虹は見えなくなっていましたが
やがてすぐに雨が止んではふたたび虹が見え始めました。
考えてみれば虹が見えるのは遠くで降っている雨の幕が一種のプリズムの役目になり太陽光を反射して地上に光を屈折させる際に生じるものです。そうした状態は自然界では刻一刻と変化して激しい流動体を作っているわけですし、ある意味では誰もが虹を見る構造体の中で生活していながら、しかしある時のある瞬間にしかみられないという制約も当然内包していることが何とも納得できてしまったという思いが浮かんできました。


《Amorphous ring II》の作曲を通しておこなったものといえば、ある処理構造体を創出することと、それにどのような(旋律という)道筋を立てるかという行為で、それらは現状ではほぼ同時に積み上げて行くしかありませんでした。なぜなら構造体自体の分析が不十分だからです。
自然界の複雑な変化に比べれば圧倒的に単純化されたこの構造の中ですが、そこから価値のある巡り合わせを探していくような行為はそれでも相当に悩ましい行為であり、時には途方に暮れてしまいます。
結局は偶然の巡り合わせによって気づかされる部分も多く、それはある日に虹を偶然見られた事のささやかさと何ら変わらないささやかさで前触れもなく訪れたりするもののようです。

Posted by shimaf at 01時18分   トラックバック ( 0 )   コメント ( 0 )

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