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2009年08月09日(日)

《 Amorphous ring I 》の再構築、《変容の対象》。 [福系]

画像(180x135)・拡大画像(800x600)

《変容の対象》8月の2〜3小節目を8月7日の早朝に受け取る。
前回、濱地さんからの1小節目の提示に対してピアノの響きはある種の新鮮さを込めることができた。それは単なる錯覚かもしれないが、再びその錯覚を求めてしまう自分もいて、結果的に筆は遅くなる。8日は合唱の練習もあり、物理的にゆっくり向き合える時間がとれなかったこともあるが、それだけではないだろう。
今晩あたりは都合がいいかもしれない。都合だけ良くてもかなわない現実はいくつもあるものだけれど。

《 Amorphous ring I 》の楽譜がだいたい目処が立ったことから、音源も久しぶりにまとめようと考えた。まずは《 Amorphous ring I 》のシミュレーション音源を作成。これは濱地さんに吹き込んでもらっていたメロティー旋律を使って擬似的に演奏(コンピューターのプロセッシングを加える)をしたもの。この録音自体は先月にできていたので、今度はこの録音を再度加工して別の音響を作っている。
《 Amorphous ring I 》の曲内の音を使用したものなので、原曲の響きの細部を極端に注目していくような意識で作業した。変調、加工にはフェーズ・ヴォコーダーの処理や、フリーザー、チャンネル切り替えの手法などを主に使用した。中でもフェーズ・ヴォコーダーによるピッチの変調はある程度は効果的な響きを生み出した。

shimaf名義でささやかに続けているCDRシリーズ、前回の「タタミ カサネ クミナオス」以降なかなか新しく音源をまとめられなかったのも、自分なりに新鮮な響きを生み出せないでいたからというのが大きい。

濱地さんのソプラノサックスによる音色が加工を繰り返すと人の声に近づいて聞こえることがあった。
そうしたときに僕はひとつの到達点をみてしまう。
これはAML時に能勢山さんのギターの音をPCで加工したときも、タタミカサネの曲をライブ演奏したときも、丁度一年ほど前のleさんのライブなどでも経験していることで、聴くはずのない声を聞いているということには、いつもちょっとした驚きが含まれるように感じている。

あれだけ広い周波数域を鳴らしているのだから、その中から聴き手が擬似的に人の声(に聴こえるもの)を聞き取ってしまう状況などは、分析すればそれほど不思議な現象でもないのかもしれないが、
それを求めてはいない状況であれこれを音響を変調させながら、これはまず「あり」だと判断する基準がどこにあるのか、、。
その一つが「声のように聞こえた場合」に何かしらの価値をそこにみてしまうということが、何よりもまず興味深いことのように感じられる。
なぜ「声」が到達点となり得るのか。
微笑ましいくらいにシンプルな答えがある気がしてならない。




《変容の対象》もそうであろうけれど、小さな1つの一歩がまた別の到達点を誘発するし、そもそもそうでなければ進んでいくことはできなくなってしまう。

《contempt》の加工処理も以前から頼まれているので、そろそろ処理を進めてみたい。新たな地平がそこに広がれば濱地さんへ返答することができるだろう。

Posted by shimaf at 18時40分   トラックバック ( 0 )   コメント ( 0 )

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